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相続した「売れない不動産」どうする?放置すると数百万円損する可能性も(税理士が解説)

 

親の相続で不動産を取得したものの、

  • 田舎の空き家

  • 誰も使わない山林

  • 売れそうにない農地

など、「売れない不動産」に困っている方は非常に多いです。実際、相続相談の現場では「売れない土地を相続してしまった」という相談が年々増えています。そして多くの方が、最初にこう言います。

 

「どうせ売れないので放置しています」

しかし実は、放置が一番危険です。

 

売れない不動産を放置すると起きる3つのリスク

 

① 固定資産税を払い続ける

仮に年間5万円の固定資産税でも、

期間

支払額

10年

50万円

20年

100万円

30年

150万円

使わない土地にお金を払い続ける状態になります。

② 空き家指定で固定資産税が6倍になる

空き家が老朽化すると、自治体から「特定空家」に指定されることがあります。すると住宅用地特例が外れ固定資産税が最大6倍になる可能性があります。

③ 最悪の場合、解体費を請求される

危険な空き家と判断されると自治体が行政代執行(強制解体)を行うことがあります。その場合解体費用(100万〜300万円)を請求されるケースもあります。

では、売れない不動産はどうすればいいのか

結論から言うと、次の順番で検討するのが現実的です。

ステップ①本当に売れないか確認する

意外と見落とされるのが「隣地への売却」です。隣の人にとっては

  • 土地が広がる

  • 駐車場にできる

  • 家の建替えがしやすくなる

などメリットがあり、安くても買ってくれるケースが少なくありません。

ステップ②買取業者に査定依頼する

仲介ではなく買取業者なら

  • 現状のまま買取

  • 瑕疵ありでもOK

  • 即現金化

というケースがあります。価格は市場価格の6〜8割ですが、確実性は高い方法です。

ステップ③0円譲渡サイトを使う

最近は

  • 空き家バンク

  • 負動産マッチングサイト

なども増えています。「無料でもいいから引き取ってほしい」と掲載すると、意外な引き取り手が見つかることもあります。

ステップ④売れない場合は「手放す」

それでも処分できない場合は、所有権を手放す方法を検討します。

主な方法

方法

費用目安

成功率

国庫帰属制度

約20万円〜

中〜高

引き取り業者

数十万〜数百万円

0円譲渡

無料〜数十万円

自治体寄付

ほぼ無料

 

国庫帰属制度という選択肢

2023年から始まった相続土地国庫帰属制度を使うと、条件を満たした土地なら国に引き取ってもらうことが可能です。費用は

  • 審査手数料

  • 負担金

を合わせて約20万円程度が一般的です。ただし

  • 建物がある土地

  • 境界未確定

  • 崖地

などは利用できません。

一番やってはいけないこと

それは「とりあえず放置」です。

放置すると

  • 建物が老朽化

  • 相続人が増える

  • 境界が不明確になる

など、時間が経つほど処分が難しくなります。

相続不動産は「初動」が重要

売れない不動産でも、

  • 処分方法の整理

  • 税金の確認

  • 登記の整理

を行うことで意外と処理できるケースは少なくありません。相続不動産は早く動くほど選択肢が多いのが特徴です。

相続不動産の整理でお困りの方へ

当事務所では

  • 相続不動産の整理

  • 負動産の処分相談

  • 不動産の税務相談

などのご相談を承っています。

  • 売れる可能性があるか

  • 国庫帰属制度が使えるか

  • 税務上の問題はないか

などを含め、専門家の視点で整理いたします。遠方の不動産でも対応可能です。「売れない土地を相続してしまった」という方は、放置する前に一度ご相談ください。

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