
賃貸住宅を相続するには、不動産の名義変更(相続登記)を行う必要があります。
ただし、その前に準備や確認すべきことがいくつかあります。
相続手続きの流れ
不動産の調査
所有者や土地の情報、ローンの有無などを確認します。プラスの財産だけでなく借金も相続対象です。
遺言書の確認
公正証書や自筆の遺言書がないか探します。遺言があっても、相続人全員の合意があれば内容を変えることも可能です。
遺産分割協議書の作成
遺言書がない場合は相続人全員で話し合い、分割内容を文書にまとめます。後のトラブル防止に役立ちます。
相続登記(名義変更)
所有権を相続人に移す登記手続きが必要です。2024年4月からは3年以内の申請が義務化されました。
管理会社・入居者への通知
契約者変更や家賃の振込先変更を伝えます。
死亡した年の所得を、死亡から4ヶ月以内に申告します。
相続税の申告と納税
相続税が発生する場合、10ヶ月以内に申告・納税します。基礎控除以下であれば申告不要ですが、特例を使う場合は申告が必要です。
注意すべきポイント
借金も相続対象
ローンが多ければ相続放棄を検討することもあります(3ヶ月以内に申請が必要)。
共有名義は避ける
共有者全員の同意が必要となるため、将来のトラブルの原因になりやすいです。
遺産分割前の賃料の扱い
相続開始から分割完了までの賃料は、法定相続人が法定割合で受け取ります。